2023.5.23 雷電為右衛門の禁じ手ツーリング


2023年5月23日 記:HIDE坊


最強の男



それは男子であれば誰もが憧れる存在であり、それを目指して生きている男子が殆どであると言っても過言ではない。

様々なジャンルで最強として君臨した男は居たであろう。
だが、雷電為右衛門(らいでんためうえもん)を知らずして最強を語るなど、笑止千万、馬の耳に念仏、お茶ノ子祭々、ウンコチンチン、脇の下で肉まん温める、なのである。

そんな最強を目指す男達(女も居るけど)は、こいつらだ!
・ヒラヌマさん
 猥談界隈で豪腕といえばこの人、豪腕は最強へ的なNinja1000
・ヨシダさん
 本当の旅人こそが最強であり、無敵なのである的なNinja400
・しんらさん
 強い男は多くを語らない、でもでも結局お見送りからの全工程走っちゃう的なDaytona675
・ヨシくん
 ツーリングの醍醐味はバイクの排気量ではなく、スピードがどれ程出るかでもない的なADV150
・ドラ子
 男子だけが最強と誰が決めたのか、アマゾネスよりドロンジョを目指している的なZRX1200ダエグ
・アキさん
 ビジュアル最強を目指すなら、ロン毛かモヒカンのどちらかなのでロン毛側的なZ900RS
・ひで坊
 埼玉に移住した当初、最強に憧れるがあまり埼京線で通勤していた的なBandit1250F


関越道上里SA出発07:30という、幹事ヒラヌマさんの呼びかけに、誰ひとり遅れることなく集合。
ニューマシンお披露目のヨシダさんに、ソフトクリーム人形の前で熱くソフトクリーム愛を語るヒラヌマさん、お見送りとか言いつつも実は参加する気満々のシンラさん、まだ少し寒さが残る中、しゅっぱーつ!


渋川伊香保ICで降りて、榛名湖方面へ。
曇り空だけどこれから晴れるのか?こんなことを気にしていては最強にはなれない。

ロマンチック街道をはじめ、北軽井沢の山々はとても美しく・・・では無く、霧が濃くて何も見えん!
フリー走行で各自のペースで走るのだけど、久々に私は最後尾で皆を眺めてみる。

車種も技量も違うから、皆が同じとは言わないけど、皆安定感があって転けそうな気配は無いね。最強たるもの、絶対に転けちゃだめだからね!

しばらくすると天気も回復して霧もなくなり、涼しい風の中快適なペースで走れる。
この季節は本当に最高だ・・・あれ?バイクに乗る度に言ってる気がする「最高だ」って。





今回はインカム装着者が7名中5名だったので、ライン通話で繋がりながら走ってみたら・・・北海道に移住したタカハシさんが通話で参加。デリ○ル待ちの短時間でしたが、久々にウィットに富んだスケベトークで元気そうで何より。
すると今度はフクさんが通話で参加。ユーチューブ観ながらの通話で、アカデミックなマイルドスケベトークで楽しかったな。

ということで、道の駅雷電くるみの里でランチ。

私は雷電丼(甘辛塩ダレで焼いた豚肉と香味野菜が乗っかった丼。美味しかったよ!)を食すのである。







え?まだ雷電為右衛門のことが分からないって?
大雑把に説明すると21年の長きに渡り相撲の世界で戦い、勝率9割6分2厘というほぼ負け無しで、強過ぎて禁じ手を3つも課せられた力士なのだ。









禁じ手が3つ(張り手、かんぬき、突っ張り)もあるのに、負けない男。
我々で言うなら下ネタ、ガンダムネタ、中二病的会話を封印されたも同然であり、この状態で楽しい旅ができるようになるには、まだまだ修行が足りないと言わざるを得ない。

雷電のような「大相撲史上、未曾有の最強力士」を目指さなければならず、すなわち我々に置き換えれば「ツーリングクラブ史上、未曾有のインテリマイルドセクシィ軍団」を目指すことをここに宣言する!





食後は県道80号を東へ。
涼しい風と、新緑の景色、切り立った岩肌の地形が素敵で、何度も「気持が良い」って呟いちゃう。今日のルートは大当たりだね!
毎週こんな体験をしていれば、ストレスもぶっ飛ぶし、心に余裕のある最強の男になれるのだろうな。

ということで碓氷峠をブイブイ走って、松井田妙義ICから高速に乗って、上里SAで解散。

夕方前には帰宅して、ピカピカにバイクを磨く。
カウルに映り込む自分の姿をみて、雷電為右衛門に少しでも近づきたい、精進せねばと心新たに思うのである・・・嘘である。


仕事は程々に頑張って、ご褒美ツーリングで「最高だ。気持ちが良い!」って何度も言える、最強の男(女も)になろうぜ。

そう、そこの君も「来るかい?」